「質感(軽い・重い)」×「艶感(ドライ・ウェット)」おすすめスタイリング剤

「質感(軽い・重い)」×「艶感(ドライ・ウェット)」を自由に操作し、スタイリングを楽しもう。

ヘアスタイルを変えることといえば、髪を切ることを思い浮かべる方が大半。でも、髪の長さを変えだけでなく、質感によっても雰囲気や印象が大きく変えることが出来ます。

同じ髪型でも「マット、セミドライ、ナチュラル、セミウェット、ウェット」といった質感を操作することで大変身。さらに、軽さ、重さといった質感を調整することで組み合わせは無限大∞

そこで「美容師が、髪質や毛量、レングスに応じたおすすめのスタイリング剤」をご紹介していきます。

マットにおすすめのヘアスタイル・スタイリング剤

マットとは、艶感をおさえた乾いた仕上がりのヘアスタイル。艶感を出すウェットとは真逆。メンズによく見られる質感ですが、女性でもOK。

マットでドライな質感を表現するメリットは、肌が明るく見え透明感が生まれること。最近では、ウエットな質感から少しずつマットな質感へとトレンドもシフトしつつあり、女性誌でも特集がチラホラ。ボーイッシュなスタイルやおしゃれに敏感な女性を中心にとても人気があります。

マットの質感と相性が良いヘアスタイル

マットは、次のようなヘアスタイルとの相性抜群。

  • ショートヘアには特におすすめ
  • ミディアムレイヤースタイルの緩いパーマがかかったスタイル
  • シンプルな内巻きスタイル

中間から毛先に揉み込みスタイリングしましょう。マットな質感を出すスタイリング剤は、ボリュームが出やすい反面、手ぐしの通りにくい物が多く、しっかりスタイリングされたい方にオススメです。

マットな質感と相性が不向きなヘアスタイル

マットな質感と相性が悪いヘアスタイルは、ストレートのロングヘア。ストレートのロングヘアは、艶がある方が綺麗にみせることができます。マット感を出すためのスタイリング剤を使用すると、パサパサして見えてしまい野暮ったく見えるので注意!

【マット系】おすすめスタイリング剤

マット系のおすすめスタイリング剤は、ドライワックスです。一般的には、クレイ系ワックスとも呼ばれています。油分が少なく硬めのテクスチャーのワックス使って艶感をなくします。キープ力があるので、短髪男性用が多く、女性には馴染みは少ないと思いますが、美容室などでは、女性向けのアイテムも販売されているので一度手に取ってみては?

ニゼルドレシアのミルクリームビターは、ニューパッケージで生まれ変わり。白みがかったスモーキーな質感と軽い浮き感、毛先のまとまり。珪藻土を配合することでマットな質感を実現。スモーキーでドライなスタイリングに最適。

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セミドライにおすすめのヘアスタイル・スタイリング剤

セミドライスタイルとは、マット程はドライに寄っていない少し軽い印象のスタイルです。ブロンドヘアのような、ボリュームがありながら、若干パサッとした質感となります。濃いメイクよりもナチュラルメイクとの相性が良くおすすめ。

セミドライの質感と相性が良いヘアスタイル

セミドライは、次のようなヘアスタイルとの相性抜群。

  • 軽いウェーブがかかったミディアム~ロング
  • マット同様ショートヘアとも相性が良い
  • 無造作なパーマヘア
  • アッシュやカーキといったくすみのあるヘアカラー

パーマを活かし、ふわっとさせることで無造作ヘアに仕上げることができます。ツヤ感がないので、作りすぎずナチュラルな印象を与えることができます。少し明るめのアッシュやカーキといったカラーでドライな質感を出しましょう。

セミドライの質感と相性が悪いヘアスタイル

セミドライの質感と相性が悪いヘアスタイルは、ストレートのロングヘアです。艶などの質感を求めるストレートのロングヘアは、セミドライとの相性は悪いといえます。また、毛量が多い方は、セミドライよりも髪のボリュームを抑えるウェット系のスタイリング剤がおすすめです。

【セミドライ系】おすすめスタイリング剤

セミドライ系のおすすめスタイリング剤は、少し硬めのクリーム状のスタイリング剤です。マット程のクレイ系ワックスではなく、テクスチャーも少し柔らかめのタイプが良いでしょう。スタイリング剤によってはパウダーやビターなどと言った表現で表されているものもあり、艶感を抑えた軽い仕上がりになります。

Moiiのクリーム グローリーゼアは、髪に馴染みやすいテクスチャー。ドライとウェットが程よく調和したセミドライの質感にスタイリング。もちろん、Moiiのヘアオイルとの相性もGood。クリームとオイルを混ぜ合わせることで、あなた好みの質感に細かく調整できます。

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セミウェットにおすすめのヘアスタイル・スタイリング剤

セミウェットは、少し濡れたような質感のスタイル。決してベタベタしている感じではなく、ヌーディーで色気のあるスタイルのことを指します。今風の濡れ髪を表現するに適している質感です。

セミウェットの質感と相性が良いヘアスタイル

セミウェットは、ショートヘアからロングヘアまで幅広く似合う万能質感。外ハネカールのボブだとクールでシックな印象になり、ショートボブだと毛先もしっとりとまとまるのでモードっぽくおしゃれな感じを表現することができます。パーマがかかっているスタイルとも相性が良く、ニュアンスをだしながら少しツヤを与えることができます。

セミウェットの質感と相性が悪いヘアスタイル

ゆるふわのパーマでボリュームアップのヘアスタイルとの相性は、やや悪くなっています。セミウェットは、少し濡れたような艶感を表現してくれる一方、髪の毛がペタンとボリュームがダウンしてしまいます。そのため、特にトップにボリュームを出したい方には悪いといえます。

【セミウェット系】おすすめスタイリング剤

手に馴染みやすく瑞々しいワックスがおすすめ。中間から毛先につけると少し濡れたような質感になり、髪の毛への馴染みも良好。初心者の方にも使いやすいスタイリング剤です。ショートやボブの方は、前髪をつまんでつけても束間を出すことができます。

ニゼルジェリーMは、軽やかで弾力のある動きを付けられるのが特徴。クリームタイプで、セット力は2番目と中間、自然な動きを出せパリッと固まらず嫌味がなく、ほんのり艶感をプラスしてくれます。作り込みすぎないスタイリングを実現してくれます。自然な細い毛束を作るのにオススメ。

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ウェットにおすすめのヘアスタイル・スタイリング剤

ウェットとは、髪がまるで水に濡れたかのような質感を表現したヘアスタイルのことを指します。まるで小雨が降っている時の様に、しっとりとした質感です。ウェットスタイルは、艶感があるので、乾燥毛やダメージ毛でも髪を綺麗に見せることが出来ます。

また、束間も表現しやすく、小顔効果やグラマラスでセクシーな雰囲気を醸し出すことが可能。最近では、芸能人やモデルでもウェットスタイルをする方がとても多く、お客様から一番オーダーの多い質感です。

ウェットの質感が似合うヘアスタイル

ウェットには、次のようなヘアスタイルがお似合い。

  • 色気のあるセクシーなヘアスタイル
  • ショートヘア、ストレートのボブやロングヘア
  • 乾燥毛、ダメージ毛のカバー

ボブなら外ハネにすることで流行りのボブになりますし、内巻きにしても落ち着きのあるスタイルから可愛らしいスタイルになります。そこにウェットの艶感をプラスしてあげることで、垢抜けた雰囲気を演出できます。また、ストレートのロングヘアの場合は、サラサラというよりもしっとりとしたツヤツヤしたキレイな髪の印象を与えてくれます。といっても今や全てのレングスの方がウェットヘアにされていますね。

ウェットの質感が合わないヘアスタイル

基本的に女性は、ウェットなヘアスタイルはおすすめ。男性に比べ、毛量が多く、長さが長い女性の髪を綺麗に演出してくれます。しかし、軟毛や細毛に悩む女性は注意。ヘアオイルなどハイウェットなスタイリング剤は重く潰れてしまいます。また、カールスタイルだとウェットヘアになってある程度のボリュームが残せますがストレートスタイルはペタンとしすぎてスタイルとしては少し不自然。なので、軟毛・細毛の方は、油分量が少なく軽いミスト系の方のスタイリング剤がおすすめです。

【ウェット系】おすすめスタイリング剤

ワックスよりもジェル状のスタイリング剤。その他、少し重ためのオイルでも対応可能。最近のオイルは全身に使える物が多く、髪の保湿もしてくれるのでウェットスタイルにする方にはおすすめです。美容室で販売されているオイル系のスタイリングは、静電気も防止してくれますし、ドライヤーの前に使うことでトリートメント効果も発揮することができます。

ウェットのスタイリング剤は、中間から毛先を中心に使用してください。根元から使用するとベトベトになってしまいますので、根元は毛先に付けたあと手に馴染んだ少量をつけましょう。

N.ポリッシュオイルは、髪に艶が出てまとまるのに重たくつぶれにくい不思議なヘアオイル。美容師おすすめヘアオイルでも上位にランキングイン。自然由来成分100%の髪にも肌にも優しいオイルねので、ヘアオイルとしてだけでなくハンドオイル、ネイルケアとしてもご使用頂けます。

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ヘアスタイルは質感を意識することで、美容室でセットしてもらったような仕上がりが叶います。自分にはどんな質感が合っているのか、どんなスタイリング剤を使用すればいいのか考えて実践するだけでも楽しめます。

美容室でこんなスタイルでこんな質感にしたいというだけでもこれまで変化がなかったヘアスタイルがガラリと変わります。是非試してみてください。