枝毛って何?原因と7つの対策

枝毛って何?,枝毛とは

枝毛があると、何かとトラブルに見舞われがちです。

  • 髪がパサつき、ハリやツヤが失われる。
  • 髪が絡まりやすくなり、セットがしづらい。

こういった問題は、枝毛だらけの人ほど出くわしやすくなります。

困ったことですね。何か枝毛に対して有効な対策法はあるのでしょうか?

実は、いくつか有効な対策法は存在します。

そこで、現役美容師が『枝毛って何?原因と対策法」と題し、枝毛について深掘りしていきたいと思います。

枝毛とは

枝毛の画像

枝毛は、女性に多いイメージがありますが、男性でも発生します。

そもそも枝毛とは何なのでしょうか?

枝毛とは、毛髪表面を覆っているキューティクルが剥がれ、中の繊維がバラバラとなり枝のように分裂した状態のことを指します。つまり、枝毛とは、1本の髪の毛が途中で分かれて2本、3本と見える状態なのです。

このような枝毛ができると、”毛髪をヘアブラシでとかしている時に「ブチッ」っと絡まり切れたり”、”軋みとパサつきでスタイリングのまとまりが悪くなったり”します。

枝毛と切れ毛の違い

  • 枝毛は、キューティクルが剥がれて、木の枝のように分かれた状態。
  • 切れ毛は、さらに枝毛が進み髪の毛えが切れてしまったひどい状態。

1度できた枝毛は2度と元には戻らない

毛髪は丈夫な構造だけどキューティクルはダメージを受けやすい

キューティクル,コルテックス,メデュラ

私たちの髪の毛1本1本は、非常に丈夫で頑丈な作りをしています。

なんと、髪の毛1本で100g以上のものをぶら下げられると言われています。また、100℃ほどのお湯ではビクともしません。

この髪の毛の耐久性の強さは、ケラチンという丈夫なタンパク質で作られている為です。

しかし、いくら頑丈といっても、それでもダメージを受けてしまうことは確かです。

特に、毛髪の表面にあるキューティクルは、髪の中でも一番ダメージを受けやすい部分です。キューティクルは鱗(うろこ)状に重なり並んでおり、ダメージを受けるとそこから2本に裂け枝毛が発生してしまいます。

キューティクルをさらに詳しく

枝毛は”補修”は可能でも”修復”は不可能

キューティクルと枝毛

髪の毛は死んだ細胞(死活細胞)で出来ています。その為、一度ダメージを受けた髪の毛を、元の状態に戻すことは不可能です。これは、トリートメントなどを使っても同じことです。

よくトリートメントを使って”修復”という言葉を多用する美容師もいますが、それは誤りです。実際には、ダメージを”修復(元どおりに戻す)”することは出来ないので、栄養を髪の毛に与えて”補修(一時的に取り繕う)”という表現の方が正しいでしょう。

なので、枝毛ができた毛髪を元のように修復させる方法はなく、新しい髪に生まれ変わるのを待つしかないのです。その意味でも、髪はいつも大事に扱う必要があります。

枝毛の原因

何かと問題が多い枝毛ですが、そもそも何が原因で発生するのでしょうか?

枝毛の原因は、主にヘアダメージによるものです。では、枝毛の原因となる『ヘアダメージは何によって引き起こされるのか』解説していきましょう

枝毛を生む『3大ダメージ(摩擦・熱・化学物質)」

枝毛の原因.摩擦,熱,化学物質

枝毛の原因は色々あります。

しかし、その多くは①摩擦・②熱・③化学物質の3大ダメージによるものです。3大ダメージ別に、その要因と実例を表にまとめてみました。

3大ダメージ ダメージを引き起こす要因
摩擦 シャンプー、ブラッシング 無理なブラッシングで、逆毛を立てたりすると、鱗のように重なり並んでいるキューティクルが摩擦で傷つき枝毛ができます。
ドライヤー、ヘアアイロン、日差し、紫外線 誤ったドライヤーの使い方により長時間髪に、高温の熱が当たり続けたり、近づけすぎたりすることで、毛髪のタンパク質が熱によって変性します。すると。髪はもろく、弱くなってしまいます。
化学物質 パーマやカラー、ブリーチ、縮毛矯正 パーマやカラーをする過程で、髪の毛のキューティクルが剥がれ、毛髪内部の必要な栄養素が流出し、ダメージが悪化します。

逆に、この枝毛を生む3大原因に対して、適切なヘアケア対策を行うことで防ぐことが出来るのです。

毎日のヘアケアが逆に髪を痛めひどくする原因に?

ヘアケアしすぎで枝毛がひどい

しかし、枝毛対策の為にやっている毎日のヘアケアが、皮肉なことに逆に髪に負担をかけ、枝毛の原因となっているケースが多くあります。

もちろん、どれも適切な方法で行えば、それほど髪を痛めることはなくむしろ枝毛予防になります。しかし、残念なことに、多くの女性は正しいヘアケアを知らない為に、知らず知らずのうちに自分で髪にダメージを与えているのです。

例えば、先のブラッシングを例に説明していきましょう。

通常ブラッシングは、髪同士の絡み付きを直したり、皮脂を行き渡らせコーティングしたり、ホコリを取り去ったりする為に必要なヘアケアアイテムです。しかし、正しいブラッシングの方法を知らないと、無理やり絡んだ髪をとかすなどしてしまい枝毛を作る原因となってしまいます。

乾燥している髪の毛の取り扱いは注意!

特に、髪が乾燥している時は枝毛に注意が必要です。

髪は外気の湿度の影響を受けやすく、髪の健康にとっては、湿度の低下は問題です。

髪の水分や脂分は、キューティクルが外に流れ出ないように保護しています。そのおかげで、髪には艶やハリがあるのです。しかし、髪が乾燥しているときは、このキューティクルの並び方が乱れて、表面がささくれだって剥がれやすくなっています。

そういう状態の時に、強い力でブラッシングをしたり逆毛を立てたりすると、キューティクルの並びをさらに乱し、バラバラにしてはぎ取り枝毛になってしまうのです。

美容師が教える枝毛対策

一番の枝毛対策法は、正しいヘアケアを学ぶことです。例えば、シャンプーやドライヤー、ブラッシングなど普段何気なく行なっているヘアケアを見直し、正しい方法で実践することが大切です。

さらに、それにプラスしトリートメントや洗い流さないトリートメント、生活習慣の見直し等の枝毛を出来にくくする予防法を試していきましょう。

シャンプー時の枝毛対策

シャンプーと枝毛

シャンプー時の摩擦が枝毛の原因となることがあります。

シャンプー剤は、そのまま髪の毛につけてはいけません。泡立ちが悪いとシャンプー時に髪に摩擦が生じ、切れ毛や抜け毛の原因となってしまうことがあります。

したがって、予めシャンプーを髪につける前に、手のひらで泡立ててから使用しましょう。泡の弾力を利用することで、摩擦が起こりにくくなるので枝毛を対策できます。

正しいシャンプーのやり方

トリートメントやリンス・コンディショナーで枝毛対策

トリートメントと枝毛

トリートメントやリンス・コンディショナーには、髪をコーティングする成分が含まれています。髪をコーティングすることで、ドライヤーやブラッシング時のダメージをバリアし抑え予防できます。

また、トリートメントには、枝毛などのヘアダメージを補修する成分が多く含まれています。一方で、リンス・コンディショナーには、枝毛で失われたツヤやハリを補う油分が多く含まれています。

ヘアトリートメントのきほんリンス・コンディショナーのきほん

ドライヤーやヘアアイロン時の枝毛対策

ドライヤーと枝毛

ドライヤー時の熱風やヘアアイロンの使い過ぎも、枝毛の原因となります。

枝毛の原因でもご紹介したように、熱は髪の毛のタンパク質を変性させます。なので、一点に集中して高温の熱風を当て続けたり、ドライヤーを乱暴に動かしたりすると枝毛を招いてしまいます。このような間違ったドライヤーは、キューティクルの並びを乱したり、髪を絡ませたりしてしまい結果として、枝毛や切れ毛が発生します。

したがって、ドライヤーは1点に集中することなくある程度の距離を開けながら、万遍なく乾かしましょう。また、なるべく弱風で丁寧に乾かしていくことで枝毛を対策しましょう。

さらに、ドライヤーによる枝毛が気になる人は、ドライヤーの前に、洗い流さないトリートメントを塗布することで、温風によるダメージを抑えることが可能です。

また、美容師に人気の高い髪に優しい『リュミエリーナ』のヘアドライヤーやヘアアイロンの購入もおすすめします。

正しいドライヤーの使い方洗い流さないトリートメントについて

ブラッシング時の枝毛対策

ブラッシングと枝毛

ブラッシング時の摩擦や絡まりが枝毛の原因となります。

したがって、髪をブラッシングしている際は、優しく丁寧に毛流れにそってキューティクルをはがさないようにとかしていきます。そして、毛髪が乾燥している時は、軽く湿らせてから、絡まりを解くようにゆっくりとブラシをかけます。

また、枝毛の原因となる静電気や摩擦を防ぐためにも、プラスチック製ではなく獣毛(豚毛・猪毛)のヘアブラシを選ぶことをおすすめします。

ここでは、美容師や芸能人に人気の高い『MAISON PEARSON(メイソンピアソン)』をおすすめします。

ヘアブラシの選び方を美容師直伝!材質と形状の2つがミソ

枝毛を見つけたら切って処理

枝毛処理,裂くのはNG

一旦枝毛になってしまったら2度と元には戻りません。そのまま枝毛を放置していると引っかかりや絡まりの原因となるので適切に処置しましょう。

枝毛を見つけた場合、枝分かれしている部分より根元に近いところからハサミで切り、さらに枝毛が進まないよう対策しましょう。くれぐれも絶対に枝毛を裂くことはやめましょう。

ヘアカラーやパーマを控え枝毛対策

ヘアカラーやパーマは髪に化学反応を起こします。その過程で枝毛を生んでしまうことは多いです。例えば、パーマ液は髪のケラチンの結合を切り離し、さらにそこへ熱処理を加えてパーマヘアに変化さえ、また酸化剤でその髪型を落ち着かせるというものです。

ただ、この時に開裂した結合が全てきちんと再結合しないため、髪の強度や弾力性の低下を招いてしまいます。すると枝毛や切れ毛が発生してきます。

なので、枝毛対策としてはヘアカラーやパーマを控えることをおすすめします。また、パサつきが目立ちひどい部分(元々ダメージが進行している場所)には、前処理剤を使用し過剰に薬剤が浸透しないよう予防することも大切です。

ファッションや白髪隠しのために必要な場合もあるでしょう。そういった場合は、なるべく期間をあけてから再度カラーやパーマをすることをおすすめします。

生活習慣の改善で枝毛対策(食事・睡眠・運動・ストレス)

細くて弱い毛髪は枝毛や切れ毛になりやすいです。

したがって、太くて丈夫な健康な毛髪を育てることも枝毛対策には必要です。健康な毛髪を育てるためには、食事や睡眠、運動に気を使いましょう。

例えば、食事では髪の毛の元となる”タンパク質”や頭皮の環境を整える”ビタミン類”を積極的に摂取しましょう。

また、ストレスは自律神経の乱れを招き、毛髪や頭皮に良くないので解消するように努めましょう。