ヘアブラシの選び方を美容師直伝!豚毛と猪毛の違いや材質と形状についてご紹介します

ヘアブラシの選び方,種類

  • 今のヘアブラシに満足していますか?
  • 自分の髪質に合ったヘアブラシを使っていますか?

このような質問をすると『雑誌やTVの人気ランキング』や『友達の口コミ』を頼りに、「ただオススメされたものを使っている」と答える方は少なくないでしょうか。

確かに、今使っているヘアブラシが、髪質や使用目的に合っているのなら問題はありません。でも、もし違うなら自分に合うヘアブラシを使いたいと思いませんか?

そこで今回は、現役美容師がヘアブラシの種類と選び方について説明しています。きっと、あなたに一番合うヘアブラシを探し出すお役に立てると思います。

ヘアブラシの5つの効果

ヘアブラシの効果

まずは「なぜ、ヘアブラシを使う必要があるのか」その5つの効果を確認しましょう。

  1. ヘアスタイル(髪型)の整髪効果。
  2. 毛髪の汚れ(フケ、皮脂、ホコリやチリ)の掃除しクリーンな状態にする効果。
  3. 頭皮を刺激することで、新陳代謝を促し皮脂分泌をよくし、毛髪の艶や光沢も良くする美容効果。
  4. 頭皮へ刺激を与え気持ちよくするマッサージ効果。
  5. 毛髪の絡まり・ほつれをほぐし抜けるべき毛をすき取り、新しい毛髪の発生を促す効果。

この5つの効果のおかげで、サラサラで艶感のある髪質をキープすることができるんですね。

ヘアブラシの種類と選び方

「ヘアブラシならどれでも良い」、「安ければ悪い、高ければ良い」というわけでもありません。何度もいうように、一番大事なのは「自分の髪質やヘアスタイルにあったヘアブラシを選ぶ」ことです。そのためには、次の2つのポイントに注目してヘアブラシを選んで下さい。

  1. どんな”材質”で作られているか
  2. どんな”形状”をしているか

この2つのポイントを押さえることで、きっとあなたにあったへアブラシが見つかるはずです。それではこの2つのポイントについて詳しく説明していきます。

①ヘアブラシの材質|獣毛(猪毛・豚毛)、プラスチック、木材

クッションブラシ

ヘアブラシは、獣毛(動物の毛)やプラスチック(ナイロン・ビニール)、木(メープル・オーク)など色々な種類の材質で作られています。

このヘアブラシに使用される材質の違いによって、期待される効果や掃除のしやすさなどに大きな違いが出てきます。ヘアブラシの材質別の特徴(メリット・デメリット)、オススメの髪質について表にまとめたのでチェックしてみて下さい。

ブラシ素材別(獣毛・プラスチック・木材)の特徴
材質 メリット デメリット
獣毛[猪毛・豚毛]
  • 獣毛は動物の毛を使った天然素材のヘアブラシです。静電気が起こりにくい。また、髪の毛や地肌への当たり方がやわらかい。
  • 動物の毛に含まれる油分で、毛髪に艶が出る。まとめやすくボリュームダウンも可能。
  • 耐熱性に優れ、ドライヤーなどの熱に強い。
  • ホコリや汚れ、水分が溜まりやすく、雑菌が繁殖しやすい。
  • 天然素材なので、定期的な掃除が必要。掃除の仕方にも注意が必要。
  • 価格が高い。
プラスチック[合成樹脂(ナイロン、ビニール)]
  • 価格が安い。
  • 耐水性があり丸ごと水洗いできる。掃除がしやすく、お手入れが簡単。
  • 静電気が発生しやすい(最近では、静電気防止の加工が施しているものもある)。
木材[メープル(楓)、オーク(楢)、バンブー(竹)]
  • 天然素材なので、静電気を起こしにくい。
  • 素材は硬いが先端は丸いピンの形状をしていてるので、頭皮にも優しく適度なマッサージ効果がある。
  • ブラシごとの隙間が広く目が粗いので、毛が絡まりにくくブラシについた髪の毛も取りやすい。
  • 木製のブラシは使い込むほど油分が馴染み艶が出てくる。
  • 天然素材なので、掃除の仕方に注意が必要。
  • 価格がやや高い。
猪毛と豚毛の違い
  猪毛 豚毛
毛の硬さ 豚毛よりも硬め。 猪毛よりも柔らかい
特徴

頭皮・毛髪への当たりが高刺激で、しっかりと髪に馴染んだブラッシングができる(マッサージ効果もある)。豚毛よりも水分と油分を多く含むので、髪に艶を与え、キューティクルの大敵である静電気が起こりにくい。

頭皮や毛髪への当たりが柔らかく低刺激で、やさしく髪に馴染むブラッシングができる。
ブラシの素材別のおすすめユーザー
獣毛  プラスチック  木材 
猪毛 豚毛
しなやかな髪づくりや艶感を出したい方   よく紛失される方  マッサージ効果を期待する方
頭皮の刺激に強い方 頭皮の刺激に弱い方 お手入れが面倒な方 髪が太く硬い髪質の方
髪が太く硬い髪質の方 髪が細くコシがなく柔らかい髪質の方  旅行に気軽に携帯したい方 毛量が多くからまりやすい方
毛量が多い方  薄毛やFAGAなどで毛量が少ない方 安く済ませたい方  艶感を出したい方

獣毛(豚毛・猪毛)ブラシを使用すると髪に艶が出る2つの理由

獣毛(豚毛・猪毛)ブラシを使用するとプラスチック製に比較して、サラサラとした艶感が出ます。このサラサラとした艶は次の2つの理由により生み出されます。

  • 獣毛(豚毛・猪毛)ブラシには、もともと動物毛が持つ適度な油分が浸透していて、それが髪に艶を与える。
  • 獣毛(豚毛・猪毛)ブラシは、人間の髪と性質が似ているのでブラスチック性と比べて静電気が起きにくい為、キューティクルへのダメージが少なくパサつかない。

ハンドルやラバーの素材にもこだわろう

ヘアブラシは、毛だけで作られていません。ハンドル(柄)やラバー(毛が植えているブラシの腹の部分)などのパーツから作られています。

当然、プラスチック性の柄よりも、木製の柄の方が静電気が起こりにくくなっており、髪の毛へのダメージが少なくなります。

また、ラバーにどんな素材が使われているかによって、クッション性や静電気の起こりにくさに影響が出てきます。さらには、上質な木材を使用しているヘアブラシは、上質な質感と光沢、グラデーションがあり高級感が演出できます。

②ヘアブラシの形状|クッション、スケルトン、デンマン、ロール

ヘアブラシの形状

ヘアブラシは、色々な形状のタイプが販売されています。

ヘアブラシの形状の違いにより、「毛髪をとかす用」や「ブロードライスタイリング(ドライヤー熱で、ヘアスタイルを整える)用」、「ヘアケア用」など使用用途も変わってきます。ヘアブラシの形状別に、主な使用用途を表にまとめたのでチェックしてみて下さい。

毛髪をとかす用のブラシ

毛髪をとかす用

毛髪をとかす用のブラシ
名前 形状と特徴 おすすめの髪質とヘアスタイリング
ヘアブラシ ヘアブラシは、髪をとかしやすいシンプルなハーフタイプ形状。毛髪全体を整えたい時やツヤを出したい時に活躍する。その為、獣毛などの天然毛が使われているものも多い。また、ナイロン素材と獣毛が混合しているものもある。

シャンプー前のブラッシングにも使用できる。

     
毛髪全体をしっかりとかし、ボリュームダウンさせたい方
ツヤ感をUPさせ、サラサラにしたい方
 シャンプー前のブラッシングに使う方(特にS字型のヘアブラシが有効)
髪が細い方、やわらかい方、毛量が少ない方
頭皮が敏感な方、FAGAの方
枝毛や切れ毛などのヘアダメージが気になる方
クッションブラシ クッションブラシは、ラバー部分にクッション性の高い素材が用いられているハーフタイプの形状。また、クッション性の高さは、頭皮に優しく、マッサージ効果も期待できる。 毛髪表面のツヤをUPさせ、サラサラにしたい方
頭皮のマッサージ効果を狙う方
 アップスタイルやまとめ髪にも使用することができます。またブローでも使うことが可能。
スケルトンブラシ(ガイコツブラシ) スケルトンブラシは、一本一本の毛の間隔が広く隙間があり目が粗い形状をしている。また、本体もガイコツのように隙間が多い。テンション(引っ張り)がかからないため、手ぐしに近い感じで解かせ、パーマネントウェーブやカットによる毛髪の流れを生かしながら自然にブローする際に役立つ。ブロー時に風を当てやすくボリュームアップに役立つ。 髪が絡みやすい方、毛髪が弱い方、ボリュームが少ない方
パーマヘアの方
毛量が多い方
ダメージヘアの方
くせ毛をほどよく崩したい方

ブロードライスタイリング用のブラシ

ブロードライスタイリング用ブラシ

ブロードライスタイリング用のブラシ
名前 形状と特徴 おすすめの髪質とヘアスタイリング
デンマンブラシ(ハーフラウンドブラシ)
  • デンマンブラシは、髪をとかしやすいシンプルなハーフタイプでカーブしたハーフラウンド(半円形)形状をしている。ラバー部分のクッション性が少ない素材が用いられているので、髪全体をしっかりと整える時、艶を出したい時に活躍する。
  • カーブ面を利用することで、自然な毛流れを出すことができる。ストレートに伸ばしたり、ボリュームを出したい時に使用する。
ボリュームアップさせたい方
ストレートヘアにしたい方
髪の長い方や髪が細くて絡まりやすい方
 自然な内巻き・外巻きにしたい方
ロールブラシ
  • ロールブラシは、棒の周り360度全てに毛が付いている。ドライヤーと一緒に使いブローやスタイリングをするのに適している。その為、耐熱性の素材のものが多い。
  • テンション(引っ張る)力が強く、クセ毛を真っ直ぐストレートに伸ばしたり、ふんわりとカールを付けたいときに便利。
  • 大・中・小とサイズに幅がある。大きいほどダイナミックなカール、小さいほど繊細なカールを作りやすい。
  
くせ毛をストレートに伸ばしたい方
ストレートヘアをくせ毛風にしたい方
内巻き・外巻きにしたい方
ハーフロールブラシ 
  • ハーフロールブラシは、ハーフブラシとロールブラシの良いとこ取りをした万能ブラシです。
  • ハーブブラシの軽さで、腕への負担も軽くかかりにくく軽量化と手にフィットする抜群の使用感が期待できる。
  • ロールブラシのテンションの高さで、ストレートヘアや、カールヘアが簡単に手早く作れる。
  • ロールブラシよりも使い慣れまでの時間が短くて済み、髪の根元からすくいあげるだけで初心者の方でも簡単にボリュームアップさせるブラッシングが可能。
自宅で手軽にストレートヘアやくせ毛感を出したい方
軽量とヘアスタイリング両方目指す欲張りな方

ヘアケア用のブラシ

ヘアケア用のブラシ
名前 形状と特徴 おすすめの髪質とヘアスタイリング
スカルプブラシ ナイロン製のものが多く、毛先に丸いピンのような物がついているのが特長。頭皮の角質や皮脂を取ってくれることで、地肌をきれいにして抜け毛予防やマッサージ効果がある。 髪が絡まりやすい方
頭皮のマッサージをしたい方、薄毛の方、FAGAを予防したい方
 パーマやカットの際に自然な毛流れを演出したい方
パドルブラシ サイズの大きいブラシです。ラバーにクッション性が高い素材が使用されています。クッションブラシを大きくしたものと考えていただければ良いでしょう。手早くブラッシングでき、髪を優しくとかします。大きく目が粗いので不必要なテンションがかかりにくく、キューティクルへのダメージを抑え毛流れを整えてくれます。ドライでもウェットでも、ロング、ショートでも使える。 忙しい方
頭皮のマッサージをしたい方、薄毛の方、FAGAを予防したい方
頭皮ケアをしたい方
カラーした髪、ダメージ毛、軽くて絡みやすいウェーブ毛、太くて密度の高い髪の方

美容師がおすすめする人気のヘアブラシ

ヘアケアに注目が集まる中、各メーカーから色々なヘアブラシが登場しています。例えば、資生堂や無印、江戸屋、AVEDA(アヴェダ)などのメーカーもヘアブラシを開発販売しています。中でも、美容師としておすすめするのが『MAISON PEARSON(メイソンピアソン)』のヘアブラシです。

メイソンピアソン,mason pearson

MASON PEARSON(メイソンピアソン)は、“ヘアブラシ界のロールスロイス”と称される、ロンドン製ハンドメイドヘアブラシです。創業150年になるMASON PEARSON(メイソンピアソン)は、全行程がロンドンの職人のハンドメイドで作られ、ハンドメイドブラシの最高峰の1つにも数えられます。

MASON PEARSON(メイソンピアソン)は、我々スタイリストだけでなく、有名モデルや人気タレントにもファンや愛用者が多く根強い人気を誇ります。

雑誌などのメディアにも頻繁に掲載され、多くの女性から注目を集めています(メンズでも使用していただけます)。また、三越などの大手デパートや、バーニーズニューヨークなどのセレクトショップ等でも取り扱われているのでプレゼントにも最適です。

少し、お値段は張りますが、髪をいつまでも健康に保ちたい人、FAGAや薄毛で悩まされている人にはおすすめです。上下のリンク先の正規取扱店には、WEB限定商品もあるので、ぜひ一度手にとってみて下さい!

メイソンピアソン正規代理店通販サイト