ドライヤーの正しい使い方【美容師監修】

ドライイヤーの正しい使い方

ドライヤーの使い方を知っていますか?

こんな質問をしたら「バカにしてるの!」と皆さん怒られることでしょう。

しかし、次の質問はどうでしょう。

正しいドライヤーの使い方を知っていますか?

きっと、自信を持って「はい」と答えられる方は少ないと思います。しかし、それではいけません。

なぜなら、ドライヤーひとつで、ヘアスタイリングやスタイルのキープ、頭皮や毛髪ケアに大きな差が現れるからです。

そこで、現役美容師からみなさんに「ドライヤーの正しい使い方」をレクチャーしていきたいと思います。次のような方は必見です。

  • ドライヤーで適当に髪を乾かしている
  • 価格が安いドライヤーをただ購入してる

ドライヤーが必要な理由

そもそもなぜドライヤーをする必要があるのでしょうか。その理由を解説していきます。

ドライヤーでヘアスタイリングが決まる

ドライヤーの正しい使い方

ヘアスタイリングにおいて、ドライヤーで乾かす「ブロー」は「カット」の次に重要とされています。つまり、ブローはスタイリング剤の付け方よりも大切なのです。

ドライヤーを正しく使いこなせれば、色々なスタイリングがしやすくなり、キープ力も長続きします。さらには、頭皮や毛髪のケアにも役立つのです。その一方で、誤ったドライヤーの使い方は、色々な問題を引き起こします。

  スタイリングのしやすさ ヘアスタイルのキープ 頭皮や毛髪ケア
正しいドライヤーの使用法 スタイリングがしやすくなる ヘアスタイルがキープでき崩れにくくなる 頭皮ケアや毛髪ケアに役立つ
間違ったドライヤーの使用法 スタイリングがしにくくなる ヘアスタイルがキープできず崩れる 頭皮や毛髪が痛む

ドライヤーは頭皮や毛髪などのヘアケアに必要

ドライヤーを使わず、自然乾燥だけという方は少なからずいらっしゃいます。

しかし、自然乾燥は長い時間生乾きの状態が続き、以下のようなヘアトラブルを招いてしまいます。

  • 雑菌が繁殖しやすく不衛生、フケやカユミの原因となる
  • 髪が濡れているとキューティクルが傷み、枝毛やパサつきの原因となる
  • 頭皮の臭いの原因になる

なので、髪を濡らしたらなるべく早くタオルドライやドライヤーで乾かし、自然乾燥は避けることが大切です。そういった意味でも、ドライヤーは未然にヘアトラブルを防ぎ、頭皮や毛髪のケアに役立つのです。

キューティクルとは、毛髪の表面を覆っている部分で、うろこ状(根元から毛先に向い)の形をしている。キューティクルは、外部の刺激から毛髪内部を守り、髪にツヤを与えている。「髪が濡れている時間=キューティクルが開いている時間」であり、その間はキューティクルが弱く傷つきやすい状態になっている

キューティクルについてもっと詳しく

ドライヤーで乾かす前にやっておくべきこと

ようやく、ドライヤーの正しい使い方について説明していきたいと思います。

ですが、ちょっと待ってください。ドライヤーの前に、ちょっとした工夫をすることで、その仕上がりに大きな差が現れます。

①タオルドライで頭皮や髪の水分を取る

タオルドライ

ドライヤーで乾かす前に、頭皮や髪の毛の水分をタオルで軽く拭き取りましょう。

これは長時間ドライヤーの熱が当たることで、髪の毛がギシギシに痛んでしまうことを防ぎコンディションの良い状態を保つためです。

  1. 頭皮の水分をタオルで拭き取る
  2. 髪の毛の水分をタオルで拭き取る

水分を拭き取る時のポイントとしては、優しくタオルで包み込むようにです。タオルで強くゴシゴシ擦ってしまうと、髪の毛のキューティクルが摩擦により傷ついてしまうので注意しましょう。

正しいタオルドライの方法

②洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を活用

洗い流さないトリートメントドライヤーの前

ドライヤーで乾かす前に、洗い流さないタイプのトリートメント(アウトバストリートメント)を活用すると良いでしょう。ブロー前にトリートメントすることで、ドライヤーの温風によるダメージを抑えることができます。

特に、次のような方にはドライヤー前に洗い流さないトリートメントの使用をオススメします。

  • 髪が長い方
  • 髪に艶や潤いが欲しい方
  • くせ毛やパーマ、軟毛、剛毛の方
  • 髪が収まりが悪い方、まとまりが欲しい方

アウトバストリートメントには、ミルク・ミスト・オイルタイプなど色々な種類があるので、あなたの髪質や仕上げたいヘアスタイルを元に選びましょう。

洗い流さないトリートメントランキング

ドライヤーの正しい使い方

ドライヤーで乾かし方

みなさんお待たせしました。それでは、ようやくドライヤーの使い方を解説していきたいと思います。

①ドライヤーの距離と乾かす順番

約20cmがドライヤーと頭皮・髪の毛との距離感

ドライヤーは頭皮・髪の毛から20センチほど離して乾かしましょう。距離が近すぎると、ドライヤーの熱風で頭皮や髪の毛がダメージを受けてしまいます。また、長時間当てすぎるのもダメージの原因となので注意して下さい。

髪の毛は主にケラチンというタンパク質でできています。温度が高くなるとタンパク質変性を起こし、パサつきや枝毛、切れ毛の原因となります。したがって、近距離や長時間のドライヤーの使用は極力避けましょう。

枝毛って何?原因と7つの対策

強風と弱風の使い分け

強風と弱風はどの様に使い分ければ良いのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを確認することでその答えが見えてきます。

  乾かすスピード(施術時間) ダメージ 温度
強風 速い 大きい 高い
弱風 遅い 小さい 低い

この表からも分かる様に、強風はドライヤーから発せられる風の温度が高いため、乾かすスピードも速くなります。しかし、その一方で髪の毛は熱に弱くダメージを受けやすいというデメリットもあります。

したがって、なるべく弱風で乾かした方がダメージを抑えることができます。強風を使う場合は、一点に集中せず、ドライヤーを小まめに動かしながら場所を変え、分散させて乾かすようにしましょう

乾かす順番は、頭皮から毛先に向かって

正しいドライヤーの乾かす順番は、次になります。

  1. 頭皮
  2. 毛髪
    1. 根元
    2. 中間
    3. 毛先

このような順番で乾かすのには、しっかりとした理由があります。

  1. 頭皮から毛先に向かうほど乾かしにくい
  2. 毛先から乾かすと、頭皮が乾かしきれず不衛生になりがち
  3. 髪の毛から乾かすと余計に熱が入りすぎパサつきの原因になる。特に毛先は外気に触れるぶん乾きやすく、オーバードライ(毛髪が乾かしすぎによりパサパサになること)になりやすいため
  4. ヘアスタイリングの土台は根元から

②頭皮の乾かし方

それでは、ドライヤーで頭皮を乾かしていきましょう。どんなヘアスタイルでも基本は同じです。

頭皮を乾かす時のポイントは、手ぐしを入れて髪を軽く左右に振りながら、乾かしていくことです。手ぐしを入れる理由は次の通りです。

  • 空気の通り道ができ、頭皮を乾かしやすくなる
  • 生えグセが矯正できる
  • ふんわりとした仕上がりになる

指で触ってみて、頭皮に濡れているのを感じない程度まで乾かしましょう。

③髪の毛の乾かし方

ドライヤーで頭皮を乾かし終えたら、次は髪の毛です。

髪の毛を乾かす時のポイントは2つです。

  1. 髪の毛を乾かす順番
  2. 目標とするヘアスタイル別のドライヤーの当て方

髪の毛を乾かす順番

髪の毛の乾かし方

ドライヤーで髪の毛を乾かす順番は次になります。この順番を守りドライヤーでスピーディーに満遍なく乾かしていきましょう。

  1. 髪の毛は、根元→中間→毛先の順番で乾かす(根元は髪の毛が密集していて乾かしにくい、一方、毛先は乾きやすくオーバードライになりやすい)
  2. まず、前髪の根元から乾かし始める(癖がつきやすいから)。
  3. 次に、襟足部分、もみあげ部分、耳後ろの部分の根元を乾かす(髪の毛の量が多いから)。
  4. そして、それ以外の髪の根元を乾かす。
  5. 髪の中間→毛先と、②~④番を繰り返す。

スタイリング別の乾かし方のコツ

ドライヤーの当て方は、ヘアスタイルよっても変わってきますので、ここで自分の理想とするヘアスタイルにあったブローを学びましょう。

①艶を出したい人やボリュームを抑えたい人の乾かし方

これが最も基本的なドライヤーの乾かし方です。

特に、ロングヘアーで艶を出したい方や、ボリューム感を抑えたい方は、次のようにドライヤーを当てましょう。

ブローする時のポイントは、手ぐしを入れ髪を軽く左右に振りながら乾かしていくことです。

また、髪の根元から毛先(上から下)へと毛流に沿って風を当てていくようにしましょう。これは髪の毛のキューティクルが、根元から毛先へとうろこ状に形成されていることと関係しています。ドライヤーを根元から毛先へと当てていくことで、キューティクルが閉じ、髪の毛に艶が出ます。また、髪の毛のハネを防ぐ狙いもあります。

②ふわっとしたボリューム感を出したい方の乾かし方

ふわっとしたボリューム感を出したい方は、ショートヘアやメンズみたいにスパイキーなヘアスタイルに挑戦したい方は、次のようにドライヤーを当てましょう。また、髪の毛がペチャンとしてしまう方も必見です。

こういったヘアスタイルでは、トップにボリュームを持たせるのがポイントです。トップにボリュームを持たせるには、しっかりと頭を下げ根元が立ち上がるように毛流に逆らって握りながらドライヤーで乾かします。

そして、襟足・サイドなど収まりが悪くなりがちな部分を、しっかりと抑えながらブローするとバランスが良くなります。

このドライヤーの当て方は、毛先から根元に向かってブローすることでボリュームを出すことができる、一方で、キューティクルがめくれ上り、ダメージの原因になるので注意しましょう。

③くせ毛やうねりを抑えたい方の乾かし方

くせ毛やうねりを抑えたい方は、まっすぐに髪の毛を癖つけるために、空いている手で伸ばしながら乾かしましょう。そして、数秒ほど当て、そのまま冷風に切り替え当てることで癖がつきやすくなりキープ力がUPします。

なお、この時に長い間ドライヤーを当てすぎると、オーバードライになったり、乾かし方にムラが出てしまいます。したがって、一点に集中せずに満遍なく乾かしていきます。

温風と冷風を使い分けるコツ

80~90%ほど髪が乾いたら、次は冷風を髪の毛全体に当てていきます。

冷風を当てるのには2つ理由があります。

  1. 冷風を当てることで、キューティクルが閉じるので引き締め効果により艶が出てます。
  2. 髪の毛を熱い状態から冷やすことで、形が付きやすくなりヘアスタイルをキープしやすい

冷風で100%乾かし終えたらこれで終了です。

なお、ここではドライヤーの基本的な乾かし方を説明していきました。これは、どんなヘアスタイルにも共通するブローの仕方です。

ただし、くせ毛風(クレンチドライ)やパーマの乾かし方、ショートヘアなどボリュームを出す乾かし方に、チャレンジする場合は、ここでご紹介した方法でブローをして、髪の毛が60%~80%乾いてきた時に以下のリンクからヘアスタイル別に乾かし方をチェックしてください。

美容師おすすめのドライヤー

美容師おすすめのドライヤー

最後になりますが、美容師がおすすめする『レプロナイザー』をご紹介したいと思います。

一般的なドライヤーは、使うたびに「熱で髪が傷む」、「髪が乾燥してパサつく」、 「ツヤがなくなる」など様々な問題が起きました。しかし、レプロナイザーは通常のドライヤーとは違い、「毛髪にうるおいを与える・毛髪をしなやかにする・毛髪につやを与える」など、みずみずしい未体験の美しさへと導いてくれます。価格は普通のドライヤーよりもお高くなりますが、頭皮や毛髪のケアにお困りの方はおすすめです。