グレージュとはどんな色(明るめ〜暗め)?ブリーチあり・なしもOK!2019年流行中グレージュヘアカラーで透明感を攻略♡
グレージュとはどんな髪色かご存知ですか?
美容師さんに「2018年人気のおすすめヘアカラーは何色?」と訊ねると…きっと「グレージュ」と答える人は多いはず!
そう!グレージュは”外国人風の柔らかで優しい透明感がGETできる”とオシャレな女性・男性の間で流行中の髪色。TV、雑誌、ホットペッパー等でも「2018年流行中のおすすめグレージュヘアカラー」といった特集が組まれるほどの人気。
しかし依然として「グレージュってどんな色ですか?」というご相談もチラホラ。そこで今回みんなの疑問を解決すべく「グレージュ」にスポットを当て大特集!
グレージュカラーとはどんな髪色?
まず初めに「グレージュとはどんな髪色」なのか基本的なことを説明していきます。
グレージュとは、フランス語で『グレー(灰色)』と『ベージュ(らくだ色・明るい茶色)』の中間色の意味(日本語訳にすると”生糸色”)。
その為”グレージュは絶対この色”という明確な色見本は存在しません。しかし、ややくすんだ薄茶色をイメージすればOK。ミルクティーカラーといえば分かりやすいでしょう。
グレージュは、日本人の髪色として特徴的な”黄み”・”赤み”を抑え、外国人風のナチュラルな透明感が演出できるヘアカラーとして人気。光沢のある美しいツヤ髪を作れます。
グレージュカラーの特徴
【冷静さ×優しさ】男性・女性の魅力を引き出すヘアカラー
それぞれの色にはイメージがあることはご存知ですか。色のイメージにより人の心に語りかけるメッセージが変化します。例えば、青=冷たいイメージ、赤=温かいイメージなどなど…
では「グレージュは、どのようなイメージを持つ髪色」なのでしょうか。先ほど説明したように、グレージュは『グレー(無彩色)』と『ベージュ(暖色)』の中間色であり、この2色の特徴を合わせ持ったカラーです。
- グレーは冷静でステイリッシュなイメージを与える色。
- ベージュは柔らかで優しいイメージを与える色。
つまり、グレージュは冷静さ・スタイリッシュ×柔らかさ・優しさを兼ね備えた色で、そのような印象を相手に与える効果があります。さらに、トーンが明るくなるので髪を軽くみせたり、パーマやコテで巻いた髪の動きを強調させたい時に効果的なヘアカラーです。
透明感と優しさを合わせ持つグレージュカラーは、女性の柔らかさをより引き立たせキレイに!また、クールで落ち着きのある大人っぽい印象を演出したいメンズにもおすすめ。
大人な上品なファッションとの相性がGOOD
落ち着いた大人の雰囲気を醸し出すグレージュカラーは、高級感のあるファッションとの相性がGOOD。
例えば、外国人セレブのようなシックでエレガントなドレス、最新トレンドを織り交ぜたシンプルで高級感のあるモード系の洋服におすすめのヘアカラー。
また、自然で柔らかな色みでもあるので、ナチュラルな雰囲気の服装とも相性バツグン。
もちろん、若い子だけではなく、白髪世代の方でもグレージュカラーを楽しんで頂けます。むしろ、白髪は、元々色素が抜けているので淡いグレージュは表現しやすい髪色です。
アッシュとグレージュの関係性と印象・イメージ
よくヘアカタログを開くとグレージュと一緒に「アッシュ」という言葉を見かけませんか?この2つ名前が違うので、全く別物のように感じますが…
実は、グレージュは「アッシュ系」に分類される色で、いわば親子のような関係。
アッシュとは、灰色という意味。ヘアカラーにおいて、アッシュ系カラーといえば、灰色にくすんだ色味のことを指し、その中にグレージュも含まれるのです。
ただし、アッシュとグレージュには違いがあります。
通常のアッシュは無彩色のグレー感が強く、スモーキーな仕上がりなのに対し、
グレージュはアッシュ系のくすみを残しつつもベージュが加わるので、暖かみのあるナチュラルな仕上がりになります。
【グレージュカラー色見本】2018年人気ブランド(エヌドット、イルミナ、スロウ)で比較
2018年に人気の3ブランド(エヌドット、イルミナカラー、スロウ)の色見本を使い、グレージュの範囲を確認したいと思います。ただし、先の説明通りグレージュという言葉は曖昧で、明確にその色みを表す色見本は存在しません。美容師によって意見見解が異なることも多いので、あくまでも参考の範囲で。
おおよそ次のような範囲をグレージュと考えて頂ければOKです。
Illumina Color(イルミナカラー) | Throw Color(スロウカラー) | N.Color(エヌドットカラー) |
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「OCEAN-オーシャン」「FOREST-フォレスト」「NUDE-ヌード」 | 「N-ヌード」「A-アッシュ」「MT-モノトーン」「M-マット」「Be-ベージュ」 | 「MT-モノトーン」「BAs-ブルーアッシュ」「KAs-カーキアッシュ」「FBe-フォギーベージュ」 |
もし、赤みが気になる方は”ブルー”や”グリーン”の寒色系カラーを加えることで、赤みを抑えクールな印象に。逆に、”レッド”や”ピンク”の暖色系カラーを加えることで、女性らしい可愛さや優しさを強調することができます。
グレージュ×色落ち
色落ちは約1~2ヶ月
グレージュカラーの色落ちは、全体で約1~2ヶ月前後。ヘアカラー後、少しづつ退色が進み、徐々に黄みや赤みが目立ってきます。
もちろん、元々の髪色やカラー剤によっても、グレージュの色落ち期間は変化します。基本的にブリーチで脱色後に入れるハイトーンのグレージュカラーは、色落ちのスピードが早く、2週間ほどで抜けてしまうケースも…。
したがって、永遠に綺麗なグレージュカラーをキープし続けることは不可能。
【美容師が教える】グレージュカラーの色持ちを長くするコツ&退色対策法
しかし、なるべく長い期間グレージュカラーを楽しみたいのが本望でしょう。何か色持ちを長くする良い対策法はないのでしょうか。そこで今回美容師がグレージュカラーを長持ちさせるコツをご紹介。
【色落ち対策①】ヘアカラー当日はシャンプーは控える
色持ちを良くするコツは「染めた当日はシャンプーを控える」ことです。染めた直後の毛髪は、まだ色素が定着していないため不安定な状態になっています。不安定な状態の毛髪にシャンプーのような洗浄力の強い成分や摩擦のような刺激が加わると退色を早めてしまいます。スタイリング剤などが付いていてどうしてもシャンプーしたい場合などは、できるだけ低刺激のアミノ酸系シャンプーやカラー専用のシャンプーを使うと良いでしょう。
【色落ち対策②】髪は生乾きの状態で放置せずドライヤーでブロー
髪の毛をしっかり乾かすことも重要で、濡れた状態や半乾きの状態はキューティクルが開いたままなので、摩擦や外部刺激によって退色を起こしていきます。洗髪後は、タオルドライ→ドライヤーの流れで髪をしっかりと乾かしましょう。自然乾燥は絶対NG!
【色落ち対策③】洗い流さないトリートメントで紫外線・乾燥による色落ちを抑制
洗い流さないトリートメントもヘアカラーの退色予防に有効。洗い流さないトリートメントには、キューティクルを保護する効果があります。紫外線や乾燥対策にもなるので、グレージュの色落ちを抑えることができます。
【色落ち対策④】色落ちしやすい寒色系カラー(ブルー・マット)を事前にプラス
ブルーやマットの寒色系カラーに使われる染料は、流出しやすくなっています。そのため、あえて寒色系のカラーよりのグレージュに染めることで、黄み・赤みが現れる時間を遅らせることが可能。少しづつニュートラルなグレージュへと変化していきます。普段のヘアカラーの嫌な色落ちが、工夫ひとつで2度楽しめるのもグレージュの魅力です。
【色落ち対策⑤】カラーシャンプーで流出した染料を補色
グレージュカラーの退色の1番の要因は、寒色系染料の流出。寒色系染料の流出対策として、カラーシャンプーがおすすめ。紫シャンプーやシルバーシャンプーを週に1~3回使用することで、寒色系の染料を補いグレージュカラーの色持ちを改善することができます。
何と言っても、色落ちを抑えるためにはヘアケアが一番大切です。毎日欠かさず、継続したヘアケアでグレージュカラーの色持ち長持ち♪
グレージュ×ブリーチ
ブリーチあり・なしでグレージュの透明感(明るめ〜暗め)に差が現れる
ブリーチありとブリーチなしでは、同じカラー剤を使用してもグレージュの発色に違いが現れます。
ブリーチあり・なしの一番大きな違いは「透明感」です。
毛髪の明るさは、カラースケール上で「1~20レベル(真黒な黒髮~真白な白髮)」の範囲で表されます。一般的に日本人の地毛は4~6レベルの明るさ。ブリーチのあり・なしで表現できる明るさの範囲に違いが出てきます。
最近は、イルミナカラーやTHROW、プロマスターアプリエ、オルディーブのようなヘアダメージに気を配った高明度のアルカリカラーが人気。ブリーチなしでも、希望の明度と色味が叶うのであれば、それがNO1。
ブリーチ回数が増えると明るく発色するけど、ダメージも増加
1回のブリーチで目標とする明るさに届かない場合は、複数回ブリーチを行うことでより明るくトーンアップすることが可能。しかし、ブリーチ回数が増えると発色は良くなりますが、ヘアダメージも増えるので注意。
表現できる明度 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
ブリーチあり | 約1~19レベルまで | 明るさ・色味に限界がほぼなく明るめ。ハイトーンのグレージュを表現可能 | ダメージが大きい |
ブリーチなし(ヘアカラーのみ) | 約1~14レベルまで | ダメージが少ない | 明るさ・色味に限度があり暗め。ハイトーンのグレージュを表現不可能 |
ブリーチなしで”ハイトーンのグレージュの色”を実現方法としては、期間を空けて継続的に同じカラーに染める方法もあります。継続してグレージュカラーを入れ続けることで徐々にメラニン色素を除去し、ブリーチなしでも明るく綺麗な色味を手に入れることができます。
ブリーチあり・なしは、一長一短なので担当の美容師さんと相談して自分にあった方法を選びましょう。
ヘアカラーにおいてベースをしっかり作ることはとても重要なことです。この方法は、時間はかかりますが、ヘアダメージを抑え透明感のあるグレージュをGET。
【色見本にも使える】グレージュヘアカラーカタログ♡
グレーよりの暗めのダークトーン・グレージュ
大人っぽくエレガントな雰囲気にする為、暗めのダークトーン・グレージュを選択。染める前はアンダー10レベル。ブリーチなしの状態で”イルミナカラー”でカラーリング。黄色メラニンが少し強いモデルさんなので補色のラベンダーを使用することで、退色後も黄色味を目立ちにくく、長く綺麗にグレージュを楽しんでもらえます。
ヘアカラー | イルミナカラー(7オーシャン+8オーキッド10%) |
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ロングヘアーをMIXに巻くことで、髪1本1本の鮮明さを強調し、透明感のあるグレージュをより引き立ててみました。
春夏に似合うやや明るめグレージュ
春夏の始まり♡ということで、春夏に似合う明るめのグレージュカラーに染めてみました。テーマは「春の訪れ」。ブリーチ後、イルミナカラーのオーシャン8+フォレスト8をMIX。ブルーにマットを合わせることで、セクシー&フェミニンをプラス!
ヘアカラー | イルミナカラー(8オーシャン+8オーキッド) |
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大人っぽいセクシーさ、可愛さをあわせ持っているモデルさんだったので、より長所を活かせるカラーリングにしてみました。