アッシュとはどんな髪色?女性・メンズに大人気おすすめアッシュ系カラー(グレージュなど)を大特集♡

アッシュ

アッシュとはどんな髪色かご存知ですか?

美容師さんに「2018年人気のヘアカラーは何色?」と訊ねると…きっと「アッシュ」と答える人は多いはず!

そう!アッシュは”外国人風の柔らかで優しい透明感がGETできる”とオシャレな女性・メンズの間で流行中の髪色。何色のヘアカラーにしよか迷ったら、とりあえずアッシュ系カラー(アッシュ、グレージュ、ブルージュなど)を選んでおけばOK。

しかし依然として「アッシュってどんな色ですか?」というお声もチラホラ。そこで今回みんなの疑問を解決すべく「アッシュ」にスポットを当て大特集!

アッシュとはどんな意味・髪色?

まず初めに「アッシュとはどんな髪色」なのか基本的なことを説明していきます。

アッシュ,グレージュ,ブルージュ,アッシュグレー

アッシュとは、フランス語で直訳すると『灰色』『塵』といった意味。同じ灰色を意味する『グレー』が無彩色なのに対し、『アッシュ』はネズミ色・鉛色のような色味のあるカラードグレーのことを意味します。

その為”アッシュは絶対この色”という明確な色見本は存在しません。しかし、くすみがかった灰色系カラーと考えればOK。「アッシュ系」という言葉があるように、アッシュには複数の種類があり様々なカラーバリエーションで飽きずにヘアカラーを楽しめるのもアッシュカラーの魅力の一つです。

渡辺文暁

実は、グレージュやブルージュなどのカラーもアッシュ系カラーの仲間です。

アッシュ系カラーをヘアカラーで表現するには”ブルー系染料”が必要

ヘアカラーの世界において”アッシュ系カラー”を表現するには、灰色の染料だけでは不十分。灰色の染料に、少しブルー系の染料をプラスしたカラー剤を使用します。

その理由は、日本人特有のオレンジ系メラニンが強い毛髪は、灰色の染料だけでは、キレイな灰色に発色しないため。また、ブリーチを使用しても赤・オレンジ系のメラニンは強く最後まで残りがち。そこで、補色であるブルー系の寒色染料を用い、赤・オレンジみを弱め、キレイな灰色に近づけるのです。

アッシュカラーの特徴

外国人風の透明感を演出できる髪色

アッシュカラーの1番の特徴は、外国人風の「透明感」を演出できる髪色ということ。外国人風のラフなカジュアルファッション~外国人セレブのような華やかでエレガントなファッションまで幅広く対応可能。

日本人特有の赤・オレンジといった暖色系の髪色は、相手に優しく暖かな印象・イメージを与えます。その一方で、涼しげでスタイリッシュな寒色系の髪色とは真逆。そこで、アッシュ系カラーにイメチェンすることで、次のような印象を与えます。

  • 冷静で落ち着いた大人の印象
  • 涼しげでスタイリッシュな印象

『アッシュ×他の色味』で自分のなりたいイメージも自由自在

また、アッシュ×他の色味を合わすことで、自分のなりたいイメージも自由自在に操作。例えば…

グレージュ
アッシュに、ほんのり暖色系のベージュを合わせるグレージュカラーで、冷静さ・スタイリッシュ×柔らかさ・優しさを同時に表現。
ブルージュ
アッシュに、寒色系のブルーをさらにプラスしたブルージュカラーで、より冷静さ・スタイリッシュを強調。

髪色がモノクロの単色に近づき、どんなファッションにも合わせやすい

髪色がモノクロの単色に近づくアッシュ系カラーにすることは、ファッション面でのメリットも沢山!

  • 肌がよりキレイに見える。
  • 顔まわりスッキリ小顔効果(毛髪をボリュームダウン&収縮色により引き締まる)。
  • モノクロに近づくので、色々なカラーの洋服に合わせやすい。
  • パーマと合わせることで、よりグラデーションが強調されカール感を際立つ。
渡辺文暁

アッシュは、日本人の髪色として特徴的な”赤み”・”オレンジみ”を抑え、外国人風のナチュラルな透明感が演出できるヘアカラーとして人気。寒色系カラーなので黄色人種である日本人の肌色とも相性はGOOD。

アッシュ系カラーの種類&色見本

アッシュの暗め・明るめ種類別色見本

アッシュ系のヘアカラーは「明るい色~暗い色」、「暖色~寒色系」まで種類が豊富。

先ほどお伝えしたように、アッシュ×他の色味によって相手に与える印象は変化します。「きれい系」から「かわいい系」、「カッコイイ系」まで、アッシュにブラウンやベージュ等の他の色を合わせることで、ガラッと髪色が変化します。

それでは、アッシュと他の色を組み合わせた場合、どのような髪色になるのか色見本を確認していきましょう。

ブラウン系カラー×アッシュ

アッシュブラウン

アッシュ系のみでカラーをするとくすみすぎたりしてしまう可能性があります。そこでブラウンをアッシュ系のカラー剤に混ぜてあげるとアッシュ単品で使用するよりも、くすみ過ぎずブラウンが混ざることで程よくくすんだナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。仕事やバイト・学校など様々なシチュエーションでも自然に馴染むので誰でも挑戦しやすいです。

グレー系カラー×アッシュ

アッシュグレイ系

アッシュにグレーを混ぜることにより毛髪全体を暗く見せ肌の白さを際立たせたり、クールで落ち着いた印象を与え、モノトーンコーデなど様々な服装にもマッチします。脱染剤・脱色剤(ブリーチ)・明るめのカラー剤で調節することで、アッシュの特徴である灰色をより強調することができます。小顔に見せる効果があるのが特徴です。暗いのに柔らかい 印象で上品さや清潔感も持ち合わせています。

ベージュ系カラー×アッシュ

アッシュベージュ系

アッシュにベージュ系カラーを混ぜることでアッシュのみでの固さや重さを軽減することができ女性らしい柔らかさ・優しさを一層際立たせてくれます。また毛髪を軽く見せ、パーマ感や毛束の動き を強調できるのも特徴です。

ピンク系カラー×アッシュ

アッシュピンク

アッシュ+ピンクで可愛らしさや華やかさがあるアッシュ系カラーです。またピンクを混ぜることでツヤ感もアップします。日本人特有の赤み、オレンジみのある毛質ともマッチしやすく、肌にも馴染みやすく女性に人気のある色味です。暖色 系なので春・夏にオススメなヘアカラーです。

マット系カラー×アッシュ

アッシュマット

青味があるアッシュと緑味があるマットを合わせたのがアッシュマットです。合わせることで赤みやオレンジみを消し、より強いくすみを生み出すことができます。ブリーチ後に入れると外国人 のようなエレガントな雰囲気を作ることができます。

ブルー系カラー×アッシュ

アッシュブルー

アッシュの青味を強く強調したのがブルーアッシュです。寒色系の暗い色味にも関わらず、 まろやかで柔らかい印象を与えます。夏場では涼しげに見え、冬場では空気や雰囲気に馴 染みナチュラルな印象を

ホワイト系カラー×アッシュ

アッシュホワイト

アッシュ系カラーの中で最もハイトーンなのがアッシュホワイトであり、シルバーや白に近い色味が特徴です。ブリーチ必須でハイトーンがゆえ、できるシチュエーションは限られていますが透明感やツヤ感は想像を遥かに超えるものがあります。

アッシュ×ブリーチ

アッシュブリーチ

アッシュ系カラーは、希望の明るさによって、ブリーチが必要になる場合があります。

アッシュに限らず全ての色味に言えることですが、ヘアカラーは明度によって大きく変わります。もしも、明るめのアッシュカラーにしたい場合は、ヘアカラーだけでなくブリーチが必要な場合があるので、美容師さんに相談しましょう。

ブリーチあり・なしでアッシュの透明感(明るめ〜暗め)に差が現れる

ブリーチありとブリーチなしでは、同じカラー剤を使用してもアッシュの発色に違いが現れます。

ブリーチあり・なしの一番大きな違いは「透明感」です。

ブリーチ

毛髪の明るさは、カラースケール上で「1~20レベル(真黒な黒髮~真白な白髮)」の範囲で表されます。一般的に日本人の地毛は4~6レベルの明るさ。ブリーチのあり・なしで表現できる明るさの範囲に違いが出てきます。

渡辺文暁

最近は、イルミナカラーやTHROW、プロマスターアプリエ、オルディーブのようなヘアダメージに気を配った高明度のアルカリカラーが人気。ブリーチなしでも、希望の明度と色味が叶うのであれば、それがNO1。

ブリーチ回数が増えると明るく発色するけど、ダメージも増加

1回のブリーチで目標とする明るさに届かない場合は、複数回ブリーチを行うことでより明るくトーンアップすることが可能。しかし、ブリーチ回数が増えると発色は良くなりますが、ヘアダメージも増えるので注意。

ブリーチの放置時間と脱色効果とダメージ
  表現できる明度 メリット デメリット
ブリーチあり 約1~19レベルまで 明るさ・色味に限界がほぼなく明るめ。ハイトーンのアッシュを表現可能 ダメージが大きい
ブリーチなし(ヘアカラーのみ) 約1~14レベルまで ダメージが少ない 明るさ・色味に限度があり暗め。ハイトーンのアッシュを表現不可能

ブリーチなしで”ハイトーンのアッシュの色”を実現方法としては、期間を空けて継続的に同じカラーに染める方法もあります。継続してアッシュカラーを入れ続けることで徐々にメラニン色素を除去し、ブリーチなしでも明るく綺麗な色味を手に入れることができます。
ブリーチあり・なしは、一長一短なので担当の美容師さんと相談して自分にあった方法を選びましょう。

渡辺文暁

ヘアカラーにおいてベースをしっかり作ることはとても重要なことです。この方法は、時間はかかりますが、ヘアダメージを抑え透明感のあるアッシュをGET。

アッシュ×色落ち

アッシュの色落ちは約1~2カ月

アッシュ系カラーに使用する、寒色系染料は暖色系染料と比較して、粒子の大きさが、小さく毛髪に留まりにくく流出しやすいので、色落ちが早くなってしまう傾向があります。

アッシュ系カラーの色落ちは、全体で約1~2ヶ月前後。ヘアカラー後、少しづつ退色が進み、徐々に黄みや赤みが目立ってきます。
もちろん、元々のトーンや色味、カラー剤の種類によっても、アッシュの色落ち期間が変わってきます。基本的にブリーチで脱色後に入れるハイトーンのアッシュは、色落ちのスピードが早く、2週間ほどで抜けてしまうケースも…。

したがって、永遠に綺麗なアッシュカラーをキープし続けることは不可能。

【美容師が教える】アッシュの色持ちを長くするコツ&退色対策法

美容師が教えるアッシュ長持ちのコツ

しかし、なるべく長い期間アッシュカラーを楽しみたいのが本望でしょう。何か色持ちを長くする良い対策法はないのでしょうか。そこで今回美容師がアッシュカラーを長持ちさせるコツをご紹介。

【色落ち対策①】ヘアカラー当日はシャンプーは控える

ヘアカラーシャンプー

色持ちを良くするコツは「染めた当日はシャンプーを控える」ことです。染めた直後の毛髪は、まだ色素が定着していないため不安定な状態になっています。不安定な状態の毛髪にシャンプーのような洗浄力の強い成分や摩擦のような刺激が加わると退色を早めてしまいます。

スタイリング剤などが付いていてどうしてもシャンプーしたい場合などは、できるだけ低刺激のアミノ酸系シャンプーやカラー専用のシャンプーを使うと良いでしょう。

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【色落ち対策②】髪は生乾きの状態で放置せずドライヤーでブロー

髪の毛をしっかり乾かすことも重要で、濡れた状態や半乾きの状態はキューティクルが開いたままなので、摩擦や外部刺激によって退色を起こしていきます。洗髪後は、タオルドライ→ドライヤーの流れで髪をしっかりと乾かしましょう。自然乾燥は絶対NG!

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【色落ち対策③】洗い流さないトリートメントで紫外線・乾燥による色落ちを抑制

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洗い流さないトリートメントもヘアカラーの退色予防に有効。洗い流さないトリートメントには、キューティクルを保護する効果があります。紫外線や乾燥対策にもなるので、アッシュの色落ちを抑えることができます。

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【色落ち対策④】シルバーシャンプーで流出した染料を補色

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アッシュカラーの退色の1番の要因は、寒色系染料の流出。寒色系染料の流出対策として、シルバーシャンプーがおすすめ。シルバーシャンプーを週に1~3回使用することで、寒色系の染料を補いつつくすませ、アッシュカラーの色持ちを改善することができます。

渡辺文暁

何と言っても、色落ちを抑えるためにはヘアケアが一番大切です。毎日欠かさず、継続したヘアケアでアッシュの色持ち長持ち♪