美容師が教える!ヘアカラーで失敗しないオーダーの仕方・頼み方のコツ

オーダー方法

みなさん美容室でヘアカラーをした経験があるでしょう。

自分の思い通りの色に仕上がれば最高。でも、イメージと違うということもしばしば…そのような失敗を減らす為に、美容師がヘアカラーで失敗しない上手なオーダーの仕方を教えちゃいます。

ヘアカラーといってもそのお色味は多種多彩。ということでヘアカラーをする前の基礎知識である色みについてもお伝えします。皆さんがよく聞くアッシュラベンダーなどの違いについて簡単に説明していきます。さらに2019年のトレンドカラーもご紹介していきましょう。

ヘアカラーの色味は何種類?

スロウファッションカラー色見本カラーチャート

ヘアカラーの色味は多種多彩。ここで人気の色みを整理しておきましょう。予め色味のイメージを学習しておくことで、的確に美容師さんに伝えることができます。また、美容師さんからの提案も理解しやすくなるでしょう。

アッシュ

一般的にくすみ感のあるグレーよりのお色。主にオレンジ味が気になる方に良く使用されます。カラーをされてる方でアッシュ系のカラーをしたことがない方はいないほどの人気なヘアカラー。クールな雰囲気になります。

ブラウン

日本人に最も馴染みがありナチュラルと呼ぶにふさわしいお色。茶色の中でも少し赤味を帯びたカラーです

ベージュ

ヘアカラーの中で最も柔らかい色で、ミルクティーのような色味です。赤味よりは黄色味に寄ったヘアカラーで、黒髪や茶髪などから髪の毛を明るくしたい場合はオススメです。2019年最もオススメなカラーです。

ピンク、

暖色系カラーの代表的なお色。名前の通り赤味に寄ったヘアカラー。とろんとした質感、またフェミニンな可愛らしい印象にしてくれます。

ラベンダー

明るめのカラーにしたときに目立つ黄色味を取り除いてくれます。艶をだすには必須と言っても良いほど。

なぜ美容室で失敗が起きるの?

美容室でヘアカラーの失敗が起きる原因は、お客さんと美容師側との意思疎通の違いが大きいと思います。例えば、お客さんがアッシュ系カラーとオーダーしても、美容師がイメージするアッシュとの色みの認識が違うからです。

ここ最近のカラーの約8割は、アッシュ系のカラー。アッシュベージュ、アッシュブラウン、ラベンダーアッシュ、ピンクアッシュ…といったようにアッシュを使わないカラーの方が少ないです。

逆にいうと、これだけアッシュとつく色みがあれば、お互いの意思疎通が難しいのは当たり前。アッシュがかなり濃厚なグレージュから、ナチュラルなアッシュもあり、お互いの思う色味にズレが生じるため仕上がりに影響するのです。

美容室でヘアカラーに失敗しない方法

美容室でヘアカラーに失敗しない為には、次の3つのポイントを明確にしておきましょう。カウンセリングの時に自分なりにしっかり伝えることが大事です。なんとなくで妥協せずに納得するまで伝えることが一番大切。

 ヘアカラーの明度

主にヘアカラーの明るさを指すものです。会社員の方は明るさを指定する場合が多く雰囲気も変わりやすい為、明確にしておきましょう。どんなに綺麗なヘアカラーになっても髪の毛が明るすぎたりしてはNGな方も多いですからね。

ヘアカラーの彩度

ヘアカラーの色味を表します。アッシュ、ブラウンなど。また、その色味の濃さです。どれくらいの色味がいいのか?赤みがきえるだけでいいのか、極限までグレーがいいのか確認しましょう。これによってブリーチが必要かそうでないかも明確になります。寒色系のカラーか暖色系のカラーかだけでも伝えておくと良いでしょう。

あなたの目指すイメージ・雰囲気

カジュアルなのか、フェミニンなのか、クール系なのかイメージによってヘアカラーは変わってきますのでここを伝えるだけで美容師さんが提案してくれやすくなります。

口下手の人は写真を3枚持参してイメージを伝える

口下手、遠慮がち、人見知りの人は、自分の理想のヘアカラーや髪型の写真を持参しましょう。
写真の枚数は3枚ほどあると良いでしょう。複数枚見せることで、あなたの目指すスタイルの共通点が分かるので、よりイメージの共有が進みます。また写真を使うことで、美容師も具体的にスタイルの提案ができるのでおすすめです。

正直、お客様にカウンセリングする中で、お客様の理想のヘアスタイルを汲み取りづらいことも多いです。そんな時に、写真を見せてもらうだけで汲み取りづらかったイメージが明確になります。

美容師さんも人間です。技術職なだけあり得意不得意はあります。しかし最近はインスタグラムなどで美容師さんの情報を調べることで、個人の得意な技術なども写真から目で見て判断することができる時代。あなたのしたいカラーが得意な美容師さんを厳選しましょう。

ブリーチのありなしは予め確認

ブリーチをしないとできないカラーをブリーチなしでとお願いされること。カラーはベースが肝心、カラーをする前のお色が黒や茶色に近いだと出来るカラーも限られてきます。美容師さんに相談してブリーチがいるのかいらないのか、またその際の金額などもはっきりとさせておきましょう。

カラシャンで美しい髪色を長く楽しもう

せっかく綺麗に染まったカラーもすぐ退色しては意味がありません。しかし、透明感があって柔らかな色ほど退色しやすいのが現実…
そこでオススメなのがカラーシャンプー。名前の通りカラーの退色を抑え、カラーによるダメージをケアしてくれます。退色のスピードは髪質も関係してきますので退色が気になる方は一度使ってみてください。