ハゲ(薄毛)や抜け毛のチェック!原因を知り、抜け毛の予防や対策に活かしましょう!
ハゲ・薄毛に困っていませんか?
「最近、抜け毛が増えてる感じがするハゲてきたのかな・・・」というお悩みをよく聞きます。
そこで「何が原因か思い当たるフシはありませんか?」と尋ねると、「何が原因か分からない」「そもそもハゲ・薄毛を引き起こす原因自体が分からない」と答える人がほとんどです。
しかし、それではハゲ・薄毛対策のしようがありません。
なぜなら、原因によってハゲ・薄毛の対策の仕方が変わってくるからです。つまり、ハゲ・薄毛の原因を特定しないことには、うまく治療ができないということです。
そこで、この記事ではみなさんに「ハゲ・薄毛の原因」となるものを、いくつかご紹介していきたいと思います。
1日の抜け毛の本数
皆さんは1日にどれくらいの髪の毛が抜けているのか知っていますか?
きっとその本数の多さにビックリするはずです。
なんと通常、男性・女性ともに、平均して1日に50~100本ほどの髪の毛が自然に抜け落ちていくと言われています。
とは言っても毎日、この抜け毛の本数をカバーするほどに、新しい髪の毛が生え変わっています。なので、上手くこの髪の毛のヘアサイクルが回っている間は、抜け毛があってもハゲないのです。
しかし、ここで注意すべき点が1つあります。
それは、あくまでも上手く髪の毛のヘアサイクルが回っている時は、抜け毛があってもハゲが進行しないという点です。
逆に、何らかの原因で抜け毛が増えたり、新しく生えてくる髪の毛の本数が減ったりした場合は、上手く髪の毛のヘアサイクルが回らずハゲてしまう恐れがあります。
ハゲ・薄毛の原因
ハゲ・薄毛の原因は色々存在し、また一人ひとり違います。
しかし、それらハゲ・薄毛の原因は大きく2つに分けることができます。
- 内的な原因(遺伝・体質、老化、性別・ホルモンバランス、生活習慣など)
- 外的な原因(化学的ストレス、物理的ストレス、精神的ストレス)
それでは、この2つのハゲ・薄毛の原因について、各々詳しく説明していきます。
内的な原因
遺伝や体質
親がハゲている場合、子供もハゲやすいとよく言われます。また、男性ホルモンの量や元々の毛髪の本数、髪の毛の太さも個人差があります。
これらは、遺伝や体質が関係している為です。
老化
人間は誰しも年をとり老化していきます。
その過程で、新陳代謝が悪くなり髪の毛の抜けるスピードに、髪の毛が生え変わるスピードがついていけなくなりハゲ・薄毛を招きます。
また、老化が進むと、毛包幹細胞(毛を作る細胞)を保護するのに必要なコラーゲンが減少してきます。コラーゲンの保護を失った毛包幹細胞は、皮膚の表面へと追いやられ毛穴が小さくなり、最後にはフケや垢となり皮膚からはがれ落ち毛穴すらなくなってしまいます。その為、抜け毛が増え、ハゲ・薄毛の原因になってくるのです。
性別(男性・女性)や性ホルモンのバランス
性別や性ホルモンのバランスも、ハゲ・薄毛に関係しています。
私たちは、性ホルモン(男性ホルモン・女性ホルモン)という、カラダの男性化・女性化に関わるホルモンを分泌しています。
そして、男女とも男性ホルモンと女性ホルモンの両方を分泌しています。ただし、その割合には男女差があります(女性が分泌する男性ホルモンは、男性の5~10%ほど)。
分類 | 作用 | ||
---|---|---|---|
男性ホルモン | アンドロゲン | 男性化作用 |
頭髪減少(男性型脱毛) 皮脂増加 体毛・ヒゲの増加 骨量・筋肉量の増加 男性器の発達 |
女性ホルモン | エストロゲン(卵胞ホルモン) | 女性化作用 |
頭髪の発育サポート 骨密度の増加 女性器の発達 |
プロゲストーゲン(黄体ホルモン) |
表からもわかるように男性ホルモンが多いと、頭髪が減少し抜け毛が促進されます。したがって、男性と女性を比べると、ハゲている人の割合が男性に多いのは、このホルモンバランスが関係しています。AGA(男性型脱毛症)の場合は、生え際からM字型にハゲる、頭頂部からO型にハゲる、または両方から薄くなってくることが多いです。
ただし、女性でも老化やホルモンバランスの乱れにより、抜け毛が増えます。
例えば、更年期を迎えた女性の体内では、だんだんと女性ホルモンの分泌量が減り、男性ホルモンの割合が多くなります。その為、以前よりも男性ホルモンの影響を受け抜け毛が増えてきます。これをFAGA(女性男性型脱毛症)と呼びます。
生活習慣(食・睡眠・運動)
不規則な生活習慣も抜け毛の原因となります。
- 食事のバランスが悪いと、必要な栄養素が十分に摂れず元気な髪は育ちません。また、油げ物の取りすぎなどの皮脂が多くなる為、髪の毛にはよくありません。
- 運動不足は、血液の循環を悪くし血行不良を招くので髪の新陳代謝(新しいものと古いものが入れ替わること)がうまく行きません。
- 睡眠時は、背が伸びたり、疲労を回復するということは知っていると思います。それは髪の毛の発育においても同じです。夜更かしや徹夜は髪の成長によくありません。
- 大量のタバコ(ニコチン)やお酒(アルコール)も栄養素の吸収を阻害し、薄毛に繋がります。
外的な原因
ハゲ・薄毛の原因として、ストレスが挙げられます。
ストレスが原因といっても、皆さんが思い浮かべるような精神的なものだけではありません。なぜなら、ストレスとは、さまざまな外部からの刺激が原因で起こる心身に起こる変化のことを指すからです。
なので、ハゲ・薄毛の原因となるストレスには、色々なものがあります。
化学的ストレス(シャンプーやカラー、パーマ)
化学的ストレスとは、シャンプーやカラー、パーマなどの薬剤によるものです。
薬剤によって、頭皮の炎症や毛穴のつまり、乾燥を引き起こされ、頭皮トラブルを起こし抜け毛に繋がることがあります。
したがって、自分の肌に合わないシャンプーを使い続けたり、何度もカラーやパーマを繰り返すとハゲ・薄毛の原因になります。
物理的ストレス(摩擦や紫外線、熱、蒸れ、雑菌など)
ハゲ・薄毛の原因となる物理的ストレスは、あげるときりがありません。
- 摩擦(就寝時の枕、ブラシ、コーム、シャンプー時など)
- 太陽光(紫外線、熱)
- ドライヤーやアイロン(熱)
- 蒸れ(汗や帽子)
- 雑菌、害虫
これら物理的原因を完全になくすことは困難ですが、できるだけ回避するよう努力することがハゲ・薄毛対策には必要です。
精神的ストレス
精神的なストレスはもハゲ・薄毛の原因となります。
精神的なストレスは、自律神経を乱し、頭皮の血行不良やホルモンバランスの乱れ、汗、皮脂の過剰分泌を招き、ハゲ・薄毛を引き起こします。
季節(初夏秋冬)で抜け毛の量が変化
季節の変わり目は、抜け毛が多くなることはよく知られています。
また、季節によっても抜け毛の本数に違いがあるのをご存知でしょうか。
抜け毛が多い季節は秋、抜け毛が少ない季節は冬と言われています。
秋に抜け毛が増える原因は夏にあります。夏に受けたダメージが秋の抜け毛の原因になっています。
夏は紫外線が強く、頭皮の日焼けで乾燥によるダメージを受けるからです。また、夏は季節の中で一番暑く、大量の汗をかき蒸れやすく頭皮が不衛生な状態になりがちです。頭皮が不衛生な状態になると細菌が増殖したり、毛穴のつまりを招いたりするため抜け毛が増えます。さらに、エアコンやクーラーによる乾燥なども抜け毛を引き起こす原因となります。
頭皮の色でハゲ・薄毛危険度チェック診断!
頭皮の色で、あなたのハゲ・薄毛危険度がチェックできるのをご存知ですか。
頭皮の色は信号機と同じで、あなたの頭皮の健康状態を表しています。下の表を参考に、今すぐあなたの頭皮の色を確認しハゲ・薄毛危険度をチェックしてみましょう。
危険度 | 頭皮の状態 |
---|---|
青色(危険度小) | 頭皮が健康な場合は、地肌が青白く見える状態 |
黄色(危険度中) | 地肌が黄色になっているときは頭皮ケアで改善を |
赤色(危険度大) | 頭皮の血行が悪くなり疲れている。抜け毛につながるので注意⚠︎ |
もし、今頭皮が黄色や赤色の場合は、地肌にあったシャンプーや頭皮マッサージ、生活習慣などを変えて少しでも抜け毛を防ぎましょう。
ただし、青信号だとしても自動車の運転と同じで油断は大敵です。いつ何時、黄色信号や赤信号に変わるかわかりません。したがって、抜け毛の危険度が少なくても、日々のヘアケアを怠らず髪をいたわってあげましょう。